肩書きとそれがもたらす心理学的な作用の話
「編集・ライター」という肩書きがついた。
名刺が変わったからだ。
「編集・ライター」という肩書きは、文章を書くことが好きな私にとっては嬉しくって嬉しくって、デスクに一枚設置した。しばらく眺めてにやにやした。
ライターです、って名乗れるほどの力量はまだないけれど、たまにデスクに設置したその名刺が目に入ると気が引き締まる。
「編集・ライター」って肩書きがはやく板につくくらいになるぞ、って意気込む。
でもこれって、心理学的にもいいことだと言われている。
肩書きの心理学的作用
他人に、「君は料理のセンスがあるね〜」とか言われると、言われた人はたとえ無意識でも、私料理できるんだ、って思って本当に料理ができるようになるらしい。そういう行動を取るらしい。
つまり、他人にラベルを貼る行為って意味で「ラベリング効果」と呼ばれる。
これはポジティブなことだけじゃなく、ネガティブなことでも同じ作用がある。
「おまえほんと馬鹿やな」とか言われると本当に馬鹿になってしまう。子供に言うのとかは本当良くないみたい。
幼少期に馬鹿扱いしてほんとごめん我が弟。
この「ラベリング効果」は他人によるラベリングだけど、自分に対しても応用できるらしい。
だからこうやって、自分に肩書きをつけてあげるのはいいんだって。それに相応しい行動をするから。
嫌でも毎日、目に入る位置に「編集・ライター」の肩書きが入った名刺があることがどう作用するのか。
自らで心理学的見解を検証するのは楽しい。