精神疲労に平日夜カフェのすすめ
以前、ライフハック記事にもチラッと書いたけれど、精神疲労を溶かすのに私は夜カフェを猛プッシュしたい。
カフェに行こう、と昼間に思い立ったのが今日。ここ2週間ほど、私の精神は地を這っていたため、仕事帰りにカフェに立ち寄るのさえ少し億劫だった。しかし、このまま帰ってもこの精神状態は何も変わらないだろうなと思い、電車のシートから腰を浮かせた。
平日夜のカフェはとてもいい。できれば、チェーンでもなんでも、小綺麗なカフェがいい。最近作られた店舗のような、内装が少し洒落てて、勉強していい雰囲気の出ているカフェ。
席へ座り、アイスカフェラテを飲みながらぐるっと店内を見渡す。
本を開いて勉強している学生、見るからに社会人なんだけれど、何か目的を持って勉強していそうな人。
はたまた、パソコンを開いて作業をしている大人。
降りる駅にもよるのだろうが、夜のカフェは、ひとりの時間と向き合っている人が多いように思う。おすすめはあまり栄え過ぎていない駅。
それぞれに、それぞれの生活とか目指しているものがあって、平日の夜にこのカフェで時を過ごしているんだなと思うと、なんだか、少し心が穏やかになる。
ひとりの時間と向き合うという孤独な作業をしている人たちがいる空間で、自分もまたひとりの時間を楽しむのは、なんかすごく豊かな気持ちになれるのだ。
カフェへ入る前、降り立った駅のコンビニで購入したキャンパスノートに、今の思考を書き綴る。体裁を気にせず、思ったこと、全部。
スマホでなんでも済ませられる時代だが、やはり手でペンを持って、自分の文字で言葉に起こすのはいい。頭でぐるぐる考えているだけでは見つからない答えが見えてくる。
特に、悩みや不安などの精神疲労が、酒に飲まれても人に話しても拭えない人にはすごくいい気がする。
そういう、ぐるぐる考えるタイプの人は、まわりに「考えすぎ」なんて簡単に言われるだろう。私もこれまで何回言われてきたか数えておけばよかったくらい言われてきたし、これからもそうだろうと思う。
でもそんなセリフは一旦横に置いておいて、とことん考え尽くして、言語化してみる。そうすることで、自分で自分を救えることがある。
そうやって、自分自身を救えたという経験が自己肯定感にもつながって、相乗効果で心が楽になる、気がする。
見つけた答えにすっきりして顔をあげると、やはり目の前の光景はさっきと同じ。黙々と、だれもが、ひとりの時間を嗜んでいる。
それを見てまたふっと心が柔らかくなって、さっき吐き出した数ページにわたる心の声に目を落とす。
本を読んだり、ノートに綴ったりしていれば、気づけば2時間ほど経過していた。居心地がいい。明日はまた平日だ。人もまばらになってきた店内を出て、帰路に着く。
夜のカフェ特有の落ち着いた空間では、なんとなく、都会の喧騒も忘れられる。
人生に疲れた時、頭の中で思考が飛び交ってうるさい時。仕事帰りにでも、本とノート、ペンを持って、比較的落ち着いている街の小綺麗なカフェに行ってみてください。
私はいつも、心が少し楽になったり、救われたりしています。
今日読んだ本はこちらなんですが、とても良本だったので貼っておきます。では。