24歳11ヶ月
漠然とした何かから救い上げて欲しい私の、声にならない声が頭の中で叫ぶ。
カタカナで、タスケテ、と。
空気は震わせない。なんの意味もない感情。
せいぜい、誰も見ない裏アカに文字となって落とされるだけだ。
断片的な行動と感情が、後ろから俯瞰する私自身に切り取られて、歌詞メモにストックされる。いつか、なにかの曲に使えるかな、と一瞬口角を微かに上げる。
こんな風に精神が落ち込むの、いつまで続くのかな、とぼんやり思いながら、どうにもこうにも持ち上がらないので、自分で自分を救い上げる方法を考える。
自然の豊かな温泉地に行こうか、毎晩お酒で無理やり思考回路を止めようか、文章に綴ろうか、曲にして昇華しようか。
結局なんの気力もなく吐き出すようにこんなブログにつらつら綴るだけだ。一円の価値もない。
ありとあらゆる幸せの効力がなくなってしまうほどのやるせなさの正体はなんなんだろうか。
わかるようでわからない。抜け出せるようで抜け出せない。
生き方がわからない。
どうすれば自分を快適にさせてあげられるのか、どうなればもっと自然に生きられるのかもわからない。
そんな世界があるのかさえもわからない。
わからないのにそんな世界線を期待してしまっているから非常に疲れてしまう。
希望より絶望の方がいくらかマシだなと、思わないでもない。絶望に陥れば絶対そんなことは言えないくせに。結局は逃れたいだけだ。
逃れたら逃れたで、またそこからも逃れたくなるんだろうなって、そう思うと怖くてどこにも逃げられない。
音楽や、本、文字などの、こころの一瞬の逃避場所になってくれるものを抱きしめて生きている私は、誰かのそんな場所になりたくて明後日もライブをします。24歳11ヶ月。