風に溶けて消える

そんな穏やかな気持ちで生きたいほんとは。限界OLバンドマン

2019-01-01から1年間の記事一覧

慢性扁桃炎と習慣性扁桃炎。扁桃炎の悪化予防のためにしていること

扁桃炎が繰り返す。これまで年に2回ペースだった扁桃炎が、今年は6回。その6回目が今。扁桃炎を患いながら綴っています。 扁桃炎は抵抗力が落ちたときになりやすい。それゆえ睡眠時間や睡眠の質にめちゃくちゃ神経質になったり、少し喉に違和感を覚えたら「…

人生に干渉されたい

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」 一生、影響されて生きていたいなと思…

伝える文章がすきだ

文章の仕事をしている。もう1年、文章の仕事をしている。 会社では、いろんな文章を書く。いろんな文書を編集する。 検索上位を狙う記事、情報を求める人に簡単にわかりやすく伝える記事、自社の商品・サービスの魅力を伝える記事。 その中で私にとって一番…

昇華としての曲作り

騙し騙し、自分を励ましながら、自分で自分を奮い立たせながら毎日を生きる。 なんとか立て直せる日があれば、直せない日もあって。 思えば今までそんな日々ばかりだった。 昔から、「昇華」という言葉が好きだ。 精神分析学用語。性的衝動ないしそのエネル…

前提として、明日死ぬかもしれないし、人生は無駄に長いかもしれないし

私の日常にない偉大なものを見ると、何を前提に生きればいいか、迷子になる。思考がすごく広がって飛躍してしまう。 そんな偉大なもののひとつは、頭の良すぎる動物。水族館で人間を楽しませるイルカやアシカ、駅構内の盲導犬。 またひとつは、心を揺さぶっ…

田中泰延著『読みたいことを、書けばいい。』とpatoさんとの対談に見た「ライター」という仕事

『ライターになりたい』 そんな人は大勢いる。私だってそのうちの一人だ。仕事で文章を書いているからライターではあるんだけれど、会社の看板を担がずとも個人のスキルで通用するライターになりたい。そんな夢があったりする。 そしてライターという人種は…

「天気の子」が上京2年目の24歳の私に響いた理由

映画は、人が動くものしか基本的に観ない。だから今回、「天気の子」を観に行ったのは例外だ。私はミーハーなので、話題になっていると気になって行きたくなってしまう。 結論から言うととてもよかった。めちゃくちゃ泣いた。のでなんでそんなに泣いたのかを…

平日夜の過ごし方のバリエーションを真面目に1ヶ月分考えてみた

私の平日は、10:00出社で19:00退社。どうしても、毎日というのは同じように繰り返すし、平日夜の使い方だって同じような繰り返しになってしまいがちだ。 そんなときふと、平日夜の過ごし方のバリエーションを豊富に持っていたらもっと人生豊かになるんじゃな…

【読んだ】『もうちょっと「楽」に生きてみないか』にはライフハックが詰まっています

「苦しい努力は大事だ」そういわれても、何の違和感もない人がほとんどではないかと思う。私もつい先日まではそうだった。 しかし身をもって知ってしまった。こんなんじゃまだまだだと自分を追い込んで、苦しみながらする努力はメンタルに支障を来す。そして…

四六時中

四六時中、曲作りのことを考えている。 移動は音楽を聴きながら曲を研究するのが楽しくて、移動中に本が読めなくなった。 家に帰って夕食をさっと取れば、ギターを手に狭い部屋のベッドの上に座り、目の前にキーボードを置く。 作曲は、とてもエネルギーを使…

作曲ができなかった3年前と今日の曲の作り方と生き方

ギターボーカルになって、本格的に作曲を始めてから3年が経つ。これまでに作った曲は、ようやく30曲に達した。 「曲はできるけど歌詞ができない。」「歌詞はできるけど曲ができない。」 今まで、曲を作る人からよく聞いてきた言葉だ。 私は圧倒的に後者で、…

日常へ帰る

実家の床に寝てると、のそのそっと立つかわいい足音も、外に脱走しない様にと、慎重に開ける玄関のドアもなくなった。 あるものがない、足りない、その寂しさを感じながら過ごした昨日、今日。 3連休、2日目の日曜日。 あの寂しい空間に父と母を置いて帰るの…

2019/07/12

私は記憶力がすこぶる悪い。長期記憶が本当に弱く、1年前の話であれば私より友達の方が私についてよく覚えていたりする。1年もつ記憶量は、人より少ない自信がある。 鮮烈な記憶であれば、きっと残るだろう。だけれど、ひとつ残らず覚えておくことは、きっと…

決められない

決めるのが苦手だ。 私はいつだって正解の選択がしたい。実家の猫の訃報を受けてすぐに開いたこの画面だって、正解を導いてくれそうだったから。 けど正解なんてないって分かってるし、それを受け入れた方が生きやすくて楽なのも分かってる。 でも私はいつだ…

生命力と夜の怖さ

2年前、祖母の家の猫がなくなったとき、とても後悔した。実家から離れて暮らす身で最期に会えなくて、これが最後だとも思わず何気なく話してまたねと言った日がその子との最後になってしまったから。 それから実家に帰省してまた東京に戻ってくるたびに、実…

夏生さえり著『今日は、自分を甘やかす』から摘み取る言葉の神秘性とかそういった類のもの

いつも、救ってくれるのは言葉だ。 共感、アドバイス、優しさ、など、その種類は多岐にわたるし、その言葉をくれる人だって、身近な人だったり作家だったり様々。 音楽だって言葉の一種だ。音楽に救われる、という言葉を私もよく使うが、その要素を分解すれ…

夜を抜ければ

体が弱って言う事を聞かない時って、やたらといろいろなことをネガティブに考えてしまう。 生と死とか、大切なものをすべて失ったらとか、私が今日で終わるならとか。 いちいちリアルに考えてしまって涙まで滲む。 歌えなくなったら生きていけんなあとか、も…

バンプのサブスク解禁に際して思う青春の頃の音楽って

BUMP OF CHICKENの楽曲が、サブスク解禁になった。ウォークマンには入っていたものの、数年前に失くしてからはほとんど聴いていなかった。 浮き足立つ心を落ち着かせて、Apple Musicでアルバムを落とす。一番最初に聴いた曲は、「ハルジオン」だった。 中高…

憧れの人と好きなものに対する適度な距離感

私にとって、ギターと向き合うことは孤独だ。 中高生の頃はギターを弾くのが純粋に好きだったのに、メインでギターを弾くのをやめてからは、好きという感情を忘れてしまったように思う。 だけど、「私もこんな風にギター弾けるようになりたいなあ」を、憧れ…

【読んだ】アート小説『たゆたえども沈まず』原田マハ

フィンセント・ファン・ゴッホ。彼の絵がとても好きだ。 たまに美術展に行くくらいで、アートには詳しくないのだけれど、ゴッホの絵は特別好きなものがある。『ローヌ川の星月夜』と、『夜のカフェテラス』。 『夜のカフェテラス』(1888) ゴッホの絵はまだ…

記憶が美化される前のヒリヒリとした感情を音楽が閉じ込めてくれたら

この素晴らしい 煩わしい気持ちを 真空パックしておけないもんかなぁ Mr.Children / Drawing 真空パックと聞くと、思うと、必ずこの曲のこの歌詞を連想してしまう。 真空パックしたいと、唯一思うのは音楽だ。それも、記憶に紐付いた、音楽。記憶が思い出に…

発する前に想像するその言葉の重さと響きで

声が空気を震わせた時の、その重さや響きを想像してからじゃないと、怖くて言葉を発せない。 大事な場面ほどそうなってしまって、びっくりするくらい言葉が出てこなかったりする。後になって、 『あぁ、ああ言えばよかったなあ』 なんてのもよくある。 だけ…

性格を変えるとか変えたいとか変えないとか

性格を変えたいと思わなくなった。 それは自分の性格がとても気に入っているというわけではない。営業から文章を書く仕事に移って、社内外で人と話すことが極端に減ったからだろう。 そうやって、人との関わりを極力避けて生きてるから嫌な部分があまり目に…

宇多田ヒカルの『初恋』は初恋の第2フェーズだと思うんですが

初めてする恋、で、初恋。 本当にそうなのかなと思う。というか、本当にその認識でいいのかなと思う。 たとえば、『ああ恋だ』と認識したのが小学校一年生の時だったとする。しかしそこにある好きの基準は何なのだろうか。 小学生である。大抵の場合は、足が…

ボイトレに行ったという話

ボイトレに通い始めた。 昨日が初回レッスンだった。 どうしても、歌というものは体の内部を使って行うものだから、自分の発声法が合っているのか間違っているのかが独学じゃわからない。 発声法なんて気にしなくていいという人もいるけれど、私は極力長く歌…

スランプなんて言葉は私のためのものではないとわかっているけど

書きたいことはあるのにうまく文章がまとまらない。 書きたい歌はあるのに歌詞が、コードが、うまくハマらない。 スランプの負の連鎖みたいなものに陥っている。が、スランプなんてのはプロの人のための言葉だろうと思っている節があるので、私なんぞが使っ…

【短い小説】音楽と記憶が結び合うから季節が変わらない

冷たいのに人懐っこい、猫みたいなひとだった。 「君に歌ってほしいな、これ」 そう言って、あの曲を聴かせてくれたのは9月の上旬。秋というより夏だったあの頃。 歌うの得意じゃないんだけど、という私にあなたは、君の声でこの曲が聴きたいんだ、なんて言…

『進路』なんて、決めた時に決まるもんじゃないんだなって

私は、選択コンプレックスかもしれない。いや、厳密にはそんな言葉はないのだけれど、自分で言葉を作ってしまうくらいには選択と決断が苦手だ。 思えば、それは高校生の頃から始まった。音楽の専門学校に進むか、大学に進むか。まだ18歳のか細い肩に乗せられ…

「売れたい」は手段であって目的ではない、のではないか

「売れたいとかなんとか、何を目的に音楽やってるか、明確にしていたい」 ある人が放った言葉。 目的。音楽をやる目的か。 その瞬間、ふと考えさせられたその言葉は、1週間近く経った今でも少し残っている。 音楽をするにおいての手段と目的 そもそも、こん…

生きている実感、というものはあなたのなかに存在するのか否か

自己肯定感がなんとか、という話をしていると、君よく使うよねそれ、そんなに意識したことないなあ、って言われたことがある。 その時、少し不意をつかれた記憶がある。 ああそうか、そんなの意識せずに生きている人もいるのか。もしかしたら結構いるのかも…