風に溶けて消える

そんな穏やかな気持ちで生きたいほんとは。限界OLバンドマン

ピントが合わない中で片目ずつ見た景色が夢の姿のようだった話

 

電車内、習慣のブログ。今日は片目で文章を打っている。いつもコンタクトを入れている両目が、今日は片目だけだから。

 

コンタクトがやぶれて仕方ないから破棄したのが今日の午前中。

そして(左)裸眼0.02(右)コンタクト0.6で仕事。差がありすぎて両目で見られない。

 

いっそコンタクト外して裸眼で仕事しようかと思ったけれど、私の裸眼の解像度ではどんなに画面に近づいても文字が読めない。視力0.02の世界が、こんなにも見えないものだと知らなかった。

 

仕方ないので、片目をつぶったり手眼帯をしながらパソコン画面を見てみたり、 視力がアンバランス過ぎる中でも両目で見てみたり、いろいろしたけどどれもしっくり来ず、ひたすら目が不自由な日だった。

 

スマホ操作は、いくらでも画面と目の距離を近づけられるから裸眼でも見られる。左右で片目ずつつぶってみる。

近いところを見るのに、裸眼は画面に極力近づかなきゃ見えないけれど、コンタクトの目は近づきすぎると逆にピントが合いづらい。

ピントの合わせる位置が左右で違って、どっちが見える目か一瞬わからなくなって焦る。

 

昼休憩は外に出て、また同じように片目ずつつぶってみる。解像度の高い景色と、解像度の低い、ぼやけた景色。

 

解像度の低い世界は幻想的だ。幻想的だけど、危ない。

f:id:x5296x0715:20190408210515j:plain

本当に、夜はこんな感じで光が玉で見える。目がいい人には見えない景色だろう。必要ないものも、必要なものも見えないのがこの解像度。

ぼやけているから、距離感がわからなくて人とぶつかりそうになる。足がすくむ。

 

解像度の低い人しか見えない景色と高い人しか見えない景色。

 

そんな風景を片目ずつ見ていると、なんだか夢の中の世界みたいだなあと思った。夢って、夜寝るときに見る方じゃなく、叶えたいと思う方の夢。

 

裸眼で見る風景、解像度の低い夢は幻想的だ。光が玉になって、ゆらゆらゆれる。

とても綺麗だけれど、足元も見えなければ、ぼうっとしてると人とぶつかる。

 

対して、解像度の高い夢はリアルだ。見えなければ危ないものだけでなく、見たくないものも見えてしまう。現実とは冷たいものだから。だけど地を踏んでいる自分の足元は見えるし、人とぶつかることもない。すべきことがわかるから。

 

解像度の高い景色、低い景色。

 

本当に、夢の姿みたいで、夢の内部に入り込んでいるみたいだった。たまに思い出して、コンタクトを外してまた見てみたい。そして戒めにしたい。心地いいからと言って、解像度の低い夢ばかり見ていたくはないね