風に溶けて消える

そんな穏やかな気持ちで生きたいほんとは。限界OLバンドマン

思考

不安の形と記憶の繊細さ

溢れても溢れても足りなくて、私に故意に堰き止められた不安は、消えるどころか頭の中で塊になり強固になって、眠ろうとする私を邪魔した。 昨日一昨日と起こった地面の揺れの感覚も体に染み付いていて、時折揺れている錯覚に陥る。それがさらに眠れなさを加…

精神疲労に平日夜カフェのすすめ

以前、ライフハック記事にもチラッと書いたけれど、精神疲労を溶かすのに私は夜カフェを猛プッシュしたい。 カフェに行こう、と昼間に思い立ったのが今日。ここ2週間ほど、私の精神は地を這っていたため、仕事帰りにカフェに立ち寄るのさえ少し億劫だった。…

人生に干渉されたい

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」 一生、影響されて生きていたいなと思…

伝える文章がすきだ

文章の仕事をしている。もう1年、文章の仕事をしている。 会社では、いろんな文章を書く。いろんな文書を編集する。 検索上位を狙う記事、情報を求める人に簡単にわかりやすく伝える記事、自社の商品・サービスの魅力を伝える記事。 その中で私にとって一番…

前提として、明日死ぬかもしれないし、人生は無駄に長いかもしれないし

私の日常にない偉大なものを見ると、何を前提に生きればいいか、迷子になる。思考がすごく広がって飛躍してしまう。 そんな偉大なもののひとつは、頭の良すぎる動物。水族館で人間を楽しませるイルカやアシカ、駅構内の盲導犬。 またひとつは、心を揺さぶっ…

生命力と夜の怖さ

2年前、祖母の家の猫がなくなったとき、とても後悔した。実家から離れて暮らす身で最期に会えなくて、これが最後だとも思わず何気なく話してまたねと言った日がその子との最後になってしまったから。 それから実家に帰省してまた東京に戻ってくるたびに、実…

夏生さえり著『今日は、自分を甘やかす』から摘み取る言葉の神秘性とかそういった類のもの

いつも、救ってくれるのは言葉だ。 共感、アドバイス、優しさ、など、その種類は多岐にわたるし、その言葉をくれる人だって、身近な人だったり作家だったり様々。 音楽だって言葉の一種だ。音楽に救われる、という言葉を私もよく使うが、その要素を分解すれ…

バンプのサブスク解禁に際して思う青春の頃の音楽って

BUMP OF CHICKENの楽曲が、サブスク解禁になった。ウォークマンには入っていたものの、数年前に失くしてからはほとんど聴いていなかった。 浮き足立つ心を落ち着かせて、Apple Musicでアルバムを落とす。一番最初に聴いた曲は、「ハルジオン」だった。 中高…

憧れの人と好きなものに対する適度な距離感

私にとって、ギターと向き合うことは孤独だ。 中高生の頃はギターを弾くのが純粋に好きだったのに、メインでギターを弾くのをやめてからは、好きという感情を忘れてしまったように思う。 だけど、「私もこんな風にギター弾けるようになりたいなあ」を、憧れ…

記憶が美化される前のヒリヒリとした感情を音楽が閉じ込めてくれたら

この素晴らしい 煩わしい気持ちを 真空パックしておけないもんかなぁ Mr.Children / Drawing 真空パックと聞くと、思うと、必ずこの曲のこの歌詞を連想してしまう。 真空パックしたいと、唯一思うのは音楽だ。それも、記憶に紐付いた、音楽。記憶が思い出に…

発する前に想像するその言葉の重さと響きで

声が空気を震わせた時の、その重さや響きを想像してからじゃないと、怖くて言葉を発せない。 大事な場面ほどそうなってしまって、びっくりするくらい言葉が出てこなかったりする。後になって、 『あぁ、ああ言えばよかったなあ』 なんてのもよくある。 だけ…

性格を変えるとか変えたいとか変えないとか

性格を変えたいと思わなくなった。 それは自分の性格がとても気に入っているというわけではない。営業から文章を書く仕事に移って、社内外で人と話すことが極端に減ったからだろう。 そうやって、人との関わりを極力避けて生きてるから嫌な部分があまり目に…

スランプなんて言葉は私のためのものではないとわかっているけど

書きたいことはあるのにうまく文章がまとまらない。 書きたい歌はあるのに歌詞が、コードが、うまくハマらない。 スランプの負の連鎖みたいなものに陥っている。が、スランプなんてのはプロの人のための言葉だろうと思っている節があるので、私なんぞが使っ…

生きている実感、というものはあなたのなかに存在するのか否か

自己肯定感がなんとか、という話をしていると、君よく使うよねそれ、そんなに意識したことないなあ、って言われたことがある。 その時、少し不意をつかれた記憶がある。 ああそうか、そんなの意識せずに生きている人もいるのか。もしかしたら結構いるのかも…

挫折と憧れ、儚さと強さ

高校から始めたバンド。 最初に組んだバンドでは、ほとんどサイドギターかリードギターだった。 大学に上がってからも、軽音サークルみたいなところでリードギターをやったり、学外でメタルバンドを組んでカミテでギターを弾いていた。 けど。 気づいたら、…

自己肯定感と虚無感の狭間で

部屋の乱れは心の乱れとはよく言うが、食生活の乱れも心の乱れに繋がるのではないかと思う。 毎日カップラーメン、コンビニ弁当。そんなもので済ましていると、自分を大切にしていない感覚になる。自尊心の低下にも繋がりかねないし、実際、こんな雑な生活に…

平和主義という盾で自分のことを守っているけど自分に首を絞められてもいるなって

平和主義、とは便利な言葉だ。これは、穏やかな性格とイコールだと思ってたけどそうじゃないなというのを、つい先日まで気づかなかった。無駄に事を荒だてないことが大人だと思っていた場面さえある。 平和主義を都合よく盾にして、自分以外の人や物と、向き…

Sサイズのカフェラテで十分な人がMサイズを買ったところで幸せになれないのと同じで

自分にとって大切なものや必要なものが、わかっている人は格好いい。 人と比べるんじゃなくて、世の中の風潮に流されてみるんじゃなくて、見栄を張るんじゃなくて、自分はどうしたいのかの本質がわかる人。 それがまだまだできない私は、一旦落とし込んで考…

理想と現実のギャップというストレス

人付き合いに関するストレス。 仕事量にまつわるストレス。 人から適正に評価されないストレス。 理想と現実のギャップによるストレス。 これらは、人によって耐性度合いが異なるらしい。このストレス項目の4つの中に、理想と現実のギャップ、というものが入…

まともにしっかり生きようとするから生きづらいししんどいんだから

余裕がないと思うから余裕がなくなるのであって、お金はあるからなくなる。頑張ろうとするから嫌になる。 だから、余裕があると思って過ごして、使いたいところに先にお金を投下する。頑張らない。 そうやって逆算するみたいに生きれば少し人生が潤うかなあ…

どうして人は「生活」を美しく切り取って芸術にしてしまうのか

その白い肌に月が映り込んで 化粧をする君に並んだ 生活 / odol 生活。特別な日を歌っているわけじゃないこの曲は、美しくてどこか儚い。 曲になれば、絵になれば、小説になれば、生活というものは美しくてエモい。 フェルメールの、日常を切り取って描く絵…

仕事一筋という生き方に憧れる

今日、そんなことを思った。今までは1ミリも抱えたことのない感情。 何も仕事じゃなくても、何か一つのものに熱を燃やせる人ってすごいなというか、羨ましいなと思った。 今の私には大切にしたいものが多すぎて。 最近本当に、思い出すとしんどくなる。 ねぇ…

ピントが合わない中で片目ずつ見た景色が夢の姿のようだった話

電車内、習慣のブログ。今日は片目で文章を打っている。いつもコンタクトを入れている両目が、今日は片目だけだから。 コンタクトがやぶれて仕方ないから破棄したのが今日の午前中。 そして(左)裸眼0.02(右)コンタクト0.6で仕事。差がありすぎて両目で見…

焼餃子と水餃子だけのメニューで我々は満足できるのに選択肢があるというのは本当に幸せなのか

と、先日宇都宮で餃子の食べ歩きをして思いました。 選択肢が多いということは幸せなのだろうか。 たとえば中華料理屋さんなんかに行くと、選びきれないほどのメニューがある。最初はいろいろ見て、あ〜これおいしそう、いやでもこれもいいな、って楽しいん…

モチベーションとしては負の感情の方が強靭なんじゃないかという話

つくづく、恐怖や不安というモチベーションは本当に強靭だなと思う。 昨日も書いたけれど、このブログは毎日更新がほぼほぼ1ヶ月続いている。なんとなくで毎日更新し始めたら後に引けなくなっただけで、毎日更新しなければならない理由もないんだけど。 最近…

飛行機と死の恐怖

大げさ、だとはわかってるんだけど 私は飛行機に乗る時はいつも少しだけ、死を覚悟する。 アナウンスに従って、救命胴衣や酸素マスクの説明が書かれた紙に一通り目をやり、頭に入れる。 死がよぎるのは飛行機だけじゃなく、高速バスであってもそう。 飛行機…

新入社員だったあの日の前日

3月最後の金曜日。 期末だった。 月曜からは4月だ。 だけど進学して環境が変わるわけではないし、学年も上がらない。 会社では、新卒社員を受け入れる準備で慌ただしそうだった。 去年の今頃は、私もこうやって迎え入れられてたんだな。 1年も前のことなのに…

映画よりも映画なことがあるからおもしろい

人生は本当に、映画のようにはいかないなあと思う。そんな場面ばかりだ。 むしろそれこそが映画のようだなあとか思う出来事が稀にある。 もし映画化したって、誰もハッピーになれないような、切なさのしこりを残してしまうような。 だけど、決められたラスト…

別れ話の尺

別れ話、って、一体何を話すんだろう。 過ごした時間分思ったこと、もらったもの、あるはずなのに、なぜ一緒にいられないかまで話さなきゃならない。 どの記憶をどの尺で話せば収拾がつくんだろう。そもそもそんなものは必要ないのだろうか。 正解がわからな…

子供心を忘れてないと言うのか精神年齢が低いと言うのか

準備運動代わりに少しストレッチをする。 そのあとラジオ体操第一をして体をほぐしてあたためる。 そして首周りの筋肉も軽くほぐして、少しボイトレをする。 そうすると、喉が柔らかくなった感覚と、明らかに何もしない時とは違いのわかる声の響き方をしてく…