風に溶けて消える

そんな穏やかな気持ちで生きたいほんとは。限界OLバンドマン

ボイトレに行ったという話

 

ボイトレに通い始めた。

昨日が初回レッスンだった。

 

どうしても、歌というものは体の内部を使って行うものだから、自分の発声法が合っているのか間違っているのかが独学じゃわからない。

 

発声法なんて気にしなくていいという人もいるけれど、私は極力長く歌っていたいし、自分で練習するのにも限界を感じていた。

 

初回ボイトレでは、声の出し方や体の使い方を、手取り足取り教えてくれた。

 

「基本は教えられるけど、息の通り道も、唇の形も、人によって違えばその使い方も変わってくるから一概には言えなくて、そのうまい使い方を見つけるのは自分しかいないんだよ」

と、講師は言う。

 

まさに、体が楽器。私だけの楽器。

 

愛おしいなあと思った。神秘的だ。

どんなに気にくわないことがあっても、私だけのものなのだ。

歌は、究極に自分自身と向き合う1つのツールなのではないかと思う。自分の体で生きていることを実感するような。

 

先月1ヶ月ずっと体調悪くて、今もまだ全快はしていないんだけど、ちゃんと向き合ってあげようという気になった。

 

たとえこれから先、自分の体がどうなっても、辛抱強く、向き合ってあげたい。そうやって30歳になっても40歳になっても生きていきたいなあって。

 

40歳を過ぎて顔に少しシワが見受けられるようになってきても、aikoのようにずっと綺麗な声で歌っていたい。