四六時中
四六時中、曲作りのことを考えている。
移動は音楽を聴きながら曲を研究するのが楽しくて、移動中に本が読めなくなった。
家に帰って夕食をさっと取れば、ギターを手に狭い部屋のベッドの上に座り、目の前にキーボードを置く。
作曲は、とてもエネルギーを使う作業だ。
コード、構成、いろいろ考え弾きながら、ボイスメモで録音しながらいいメロディーを探るために永遠と歌う。
歌い疲れたなと思ってボイスメモを見ると、たくさん撮った録音とともに知らない間に2時間経っていることに気づく。
音だけでなく、歌詞の作成もいろんなものを奪っていく。
暗い曲を書く時は特にそうで、過去や潜在的な苦しみの中に沈み込んで言葉を探しにいくから、気力や精神力がどんどん吸い取られる。酷い時はメンタルがやられて寝てもリセットされないことだって多々ある。
曲作りに疲れるとまた音楽を聴く。綺麗なサビに触れるたびに感嘆のため息が出る。
素敵なサビを私もたくさん作りたいなあってワクワクする。
音楽が楽しい時期が一番自分を生きてるって実感するし充実して満たされていて幸せだ。