Sサイズのカフェラテで十分な人がMサイズを買ったところで幸せになれないのと同じで
自分にとって大切なものや必要なものが、わかっている人は格好いい。
人と比べるんじゃなくて、世の中の風潮に流されてみるんじゃなくて、見栄を張るんじゃなくて、自分はどうしたいのかの本質がわかる人。
それがまだまだできない私は、一旦落とし込んで考えている。
思い出すのは大学卒業時の卒業旅行だ。
あの頃、「大学卒業=卒業旅行」みたいな世の中の流れに、何も考えずに乗っていた。ゼミ含め、3つくらい卒業旅行をした気がする。
けど、全部の旅行が終わって3月の終わりくらいに、なんであんなに卒業旅行入れたんやろ、なんて思った。
そこには私の意思が介在していなかったと、その時やっと気づいた。
とりあえず、卒業旅行。みんな行くし、大学卒業って言ったら卒業旅行でしょ、みたいな。
それに気づいてすごく空虚な気持ちになった。
もちろんどの旅行も楽しかったし、行けてよかったと今では思うけれど、自分の意志より世間の風潮が先に来ていた自分に少し嫌悪感を覚えた。
その感覚を未だに覚えている。
あれから、世間の流れに流されてしまっていないかを一旦立ち止まって考えるようになった気がする。
世間の流れに乗るのが悪いとは思わないけれど、お金は持っているのに質素な生活や身なりをしている人とかにすごく憧れる私には合わないなと思う。
ただただケチとかじゃなくて、必要なところにお金を使えたらそれでいいと、思っているような。そしてここぞという大切な場面ではお金を使うような。そんな大人こそ、ほんとに大人だなと思ってしまう。
自分にとって、必要なもの、大切なものがわかっていて、さらにそれを実際に大切にできている人はすごい。心から尊敬してしまう。
それを思ってから私も少しずつ、意識したしわかってきている部分はあるけれど、まだまだ大人なんて言えるもんじゃない。
そして、わかっても、できないと意味がないから。まずは自分との約束を守るところから。
とりあえずGW後半は、この10連休という世間の波にも何にも流されずに引きこもってみることにする。曲作り、読書、自分との対話。
引きこもって、このいい機会に自分のことも見つめ直したりして、社会から隔離される5日間があったら私は何をするのかを見たみたい。とか。思ったりするよね。