風に溶けて消える

そんな穏やかな気持ちで生きたいほんとは。限界OLバンドマン

2019-01-01から1年間の記事一覧

ギターと歌から作るコブクロ小渕さんの作曲法

作曲、とひとくちに言っても、さまざまなアプローチ方法がある。口笛から作る人もいれば楽器を持つ人もいたり、打ち込みで作ってしまう人もいる。 私はギターを持って歌いながら作曲をするのだが、私の敬愛するコブクロの小渕さんも似たような感じらしい。 …

1週間以上の咳と声枯れから得たものを確実に残そうとして書いています

人は忘れる生き物である。 恋愛なり人間関係なり、過去に苦しんだことでも、年月が経てばカラリと忘れる。そんなものだ。都合が悪いものや嫌な記憶は、あまりにも強烈なものでなければ、という前提つきではあるが、蓋をしていれば忘れていく。 つまり何が言…

【読んだ】森博嗣の小説「すべてがFになる」の名言を集めてみた

ミステリー小説は、夜出歩いたり寝るタイミングで怖くなったりするからあまり読みたくないのだけれど、たまに読みたくなる。 「すべてがFになる」は、500ページあるわりと分厚めの小説だったけど、ページをめくる手が止まらずすぐに読破してしまった。 魅力…

映画『愛がなんだ』に愛とは恋とは、って思考を飛躍させられた【レビュー】

全部が好き。 でも なんでだろう、 私は彼の 恋人じゃない。 このキャッチコピーを見てから、ずっと観に行きたかった映画『愛がなんだ』。 エンドロールで動けない映画だった。 ネタバレなしで感想を少し。 「愛がなんだ」あらすじ 大人になるにつれて、様々…

挫折と憧れ、儚さと強さ

高校から始めたバンド。 最初に組んだバンドでは、ほとんどサイドギターかリードギターだった。 大学に上がってからも、軽音サークルみたいなところでリードギターをやったり、学外でメタルバンドを組んでカミテでギターを弾いていた。 けど。 気づいたら、…

自己肯定感と虚無感の狭間で

部屋の乱れは心の乱れとはよく言うが、食生活の乱れも心の乱れに繋がるのではないかと思う。 毎日カップラーメン、コンビニ弁当。そんなもので済ましていると、自分を大切にしていない感覚になる。自尊心の低下にも繋がりかねないし、実際、こんな雑な生活に…

平和主義という盾で自分のことを守っているけど自分に首を絞められてもいるなって

平和主義、とは便利な言葉だ。これは、穏やかな性格とイコールだと思ってたけどそうじゃないなというのを、つい先日まで気づかなかった。無駄に事を荒だてないことが大人だと思っていた場面さえある。 平和主義を都合よく盾にして、自分以外の人や物と、向き…

Sサイズのカフェラテで十分な人がMサイズを買ったところで幸せになれないのと同じで

自分にとって大切なものや必要なものが、わかっている人は格好いい。 人と比べるんじゃなくて、世の中の風潮に流されてみるんじゃなくて、見栄を張るんじゃなくて、自分はどうしたいのかの本質がわかる人。 それがまだまだできない私は、一旦落とし込んで考…

【短い小説】都会と田舎の狭間でつなぐ電話が

「そろそろ東京は慣れた?」 土曜の14:30、仕事の休憩時間。テイクアウトしたカフェモカを片手に、イチョウ並木のベンチに腰掛けた私の電話越し。柔らかい癖のある声が響く。 「んんそうだねえ、駅からルミネくらいはすっと行けるようになったかな。」 きっ…

理想と現実のギャップというストレス

人付き合いに関するストレス。 仕事量にまつわるストレス。 人から適正に評価されないストレス。 理想と現実のギャップによるストレス。 これらは、人によって耐性度合いが異なるらしい。このストレス項目の4つの中に、理想と現実のギャップ、というものが入…

まともにしっかり生きようとするから生きづらいししんどいんだから

余裕がないと思うから余裕がなくなるのであって、お金はあるからなくなる。頑張ろうとするから嫌になる。 だから、余裕があると思って過ごして、使いたいところに先にお金を投下する。頑張らない。 そうやって逆算するみたいに生きれば少し人生が潤うかなあ…

odolミゾベさん企画弾き語りイベント「binary」と24歳

binary 2つのもので構成されるもの、という意味だというようなことを、ミゾベさんがMCで言っていた。 ギターと、歌。 弾き語りとは実にシンプル。 なのにどうしてか、バンドサウンド以上にグッとくることが、心の深いところに入ってくることがある。 シンプ…

どうして人は「生活」を美しく切り取って芸術にしてしまうのか

その白い肌に月が映り込んで 化粧をする君に並んだ 生活 / odol 生活。特別な日を歌っているわけじゃないこの曲は、美しくてどこか儚い。 曲になれば、絵になれば、小説になれば、生活というものは美しくてエモい。 フェルメールの、日常を切り取って描く絵…

清竜人の痛いよという曲の痛々しさが本当に愛おしい

「男は馬鹿で単純」 それは昔からよく聞く言葉だ。もう少し若い頃は、ふーんそうなんだ、って思ってたけれど、最近はこれを鵜呑みにできない。 し、そうじゃない人にとても惹かれる。 そもそも"男は"ってなんなんすか。なんでそんなデカイ主語で括るんすか。…

仕事一筋という生き方に憧れる

今日、そんなことを思った。今までは1ミリも抱えたことのない感情。 何も仕事じゃなくても、何か一つのものに熱を燃やせる人ってすごいなというか、羨ましいなと思った。 今の私には大切にしたいものが多すぎて。 最近本当に、思い出すとしんどくなる。 ねぇ…

【短い小説】忘れていたアイスカフェラテ

4月。外気があたたかくなって、夏ぶりにドトールで頼んだアイスカフェラテの一口目を飲み込んだときに、君の顔とあの部屋が条件反射のように脳裏に浮かんだ。 久しぶりに、鼻に抜ける苦いエスプレッソの香り。 途端、脳内の意識が過去に引き戻される。あの夏…

ピントが合わない中で片目ずつ見た景色が夢の姿のようだった話

電車内、習慣のブログ。今日は片目で文章を打っている。いつもコンタクトを入れている両目が、今日は片目だけだから。 コンタクトがやぶれて仕方ないから破棄したのが今日の午前中。 そして(左)裸眼0.02(右)コンタクト0.6で仕事。差がありすぎて両目で見…

焼餃子と水餃子だけのメニューで我々は満足できるのに選択肢があるというのは本当に幸せなのか

と、先日宇都宮で餃子の食べ歩きをして思いました。 選択肢が多いということは幸せなのだろうか。 たとえば中華料理屋さんなんかに行くと、選びきれないほどのメニューがある。最初はいろいろ見て、あ〜これおいしそう、いやでもこれもいいな、って楽しいん…

美容室と美容師さんの異世界感に震える

3ヶ月ぶりに美容室に来た。 東京に出て1年、やっと通える美容室、美容師さんを見つけて、本日が3度目だった。 通い慣れるとそうでもないが、私は美容室が苦手だ。特に、美容師の男の人。頭のてっぺんからつま先までチャラくて陽キャ。だいたいみんなEXILE好…

モチベーションとしては負の感情の方が強靭なんじゃないかという話

つくづく、恐怖や不安というモチベーションは本当に強靭だなと思う。 昨日も書いたけれど、このブログは毎日更新がほぼほぼ1ヶ月続いている。なんとなくで毎日更新し始めたら後に引けなくなっただけで、毎日更新しなければならない理由もないんだけど。 最近…

【読んだ】『ぼくたちは習慣で、できている。』が、だらしない人間でも素直に読める自己啓発だった

習慣。 私はどちらかというと意識が高い方だと思っている。完璧主義だから、人生において「まあいいや」が言えない。 しかしそのくせに、だらしない。おるよなこういうやつ。意識高いくせに行動が伴わない、いわゆる意識高い系ってやつです。ほんと。 認めた…

【ライブレポ】The fin. × odol × indigo la End @CROSSING CARNIVAL -visual edition-

19:00、定時ダッシュ。19:30から始まるライブを観に、渋谷へ。 多分今一番好きなバンドであるodolと、昔から聴いているindigo la Endを一緒に観れる、こんな機会なかなかない。 水曜、週のど真ん中に、TSUTAYA O-EASTへ。 CROSSING CARNIVAL -visual edition…

"編集"の醍醐味が凝縮されていた軽減税率記事の話

9時出社なのを忘れていて、昨日2:00すぎまで起きてしまった。睡眠時間5時間半弱。 7時間ほど寝てイージーモードにしようと思ったのにディフィカルトモードじゃん、と思いながら眠り起きたのだけれど。 今日の私はマリオのスター吸収してた。ほんと。軽減税率…

就活から2年。半年営業、半年ライターをしてスタートした社会人2年目

定期券、2度目の更新。 社会人になって1年が経った。 半年も続くかなあ、なんて思いながら半年分の定期券を初めて買った1年前の4月をよく覚えてる。 それから半年営業をし、そのあとはwebでライターと編集の仕事を。ちょっとまとめてみる。新学期だし。 私の…

飛行機と死の恐怖

大げさ、だとはわかってるんだけど 私は飛行機に乗る時はいつも少しだけ、死を覚悟する。 アナウンスに従って、救命胴衣や酸素マスクの説明が書かれた紙に一通り目をやり、頭に入れる。 死がよぎるのは飛行機だけじゃなく、高速バスであってもそう。 飛行機…

【ライブレポ】コブクロ 20TH ANNIVERSARY ツアー 2019 @愛媛ひめぎんホールday1

毎年行ってるコブクロのライブ。 今年は母も行きたいと言うから、地元愛媛にて参戦。 セトリのネタバレあるからこれからの人は見ない方がいいので気をつけて。 20周年記念ツアー 今年は20周年を記念してのツアー。20周年だからこそいつもよりなんとなく重み…

新入社員だったあの日の前日

3月最後の金曜日。 期末だった。 月曜からは4月だ。 だけど進学して環境が変わるわけではないし、学年も上がらない。 会社では、新卒社員を受け入れる準備で慌ただしそうだった。 去年の今頃は、私もこうやって迎え入れられてたんだな。 1年も前のことなのに…

【別れの季節に知っておきたい心理学】心理的リアクタンス理論

3月も、もう終わり。 別れの季節ですね。 長年過ごした場所を離れたり、大切な人と離れ離れになったり、いろんな物語が生まれる季節。 春は好きだけれど、好きじゃない。 無邪気に好きと言うにはもう若くなくて、別れの季節という寂しさの方が先行してしまう…

映画よりも映画なことがあるからおもしろい

人生は本当に、映画のようにはいかないなあと思う。そんな場面ばかりだ。 むしろそれこそが映画のようだなあとか思う出来事が稀にある。 もし映画化したって、誰もハッピーになれないような、切なさのしこりを残してしまうような。 だけど、決められたラスト…

別れ話の尺

別れ話、って、一体何を話すんだろう。 過ごした時間分思ったこと、もらったもの、あるはずなのに、なぜ一緒にいられないかまで話さなきゃならない。 どの記憶をどの尺で話せば収拾がつくんだろう。そもそもそんなものは必要ないのだろうか。 正解がわからな…